東京のアクション教室!映画監督 勇武が指導する魅せるアクション基礎クラス

殺陣・アクション教室 壱童の水野です。今回は初心者向けアクションクラスの紹介です。我々の教室では毎月ゲスト講師をお迎えしていますが、今月の講師は元アクション俳優の勇武さん。現在は映画監督としても活躍されていて、豊富な現場経験と鋭い指導で、アクションの基礎から応用、そして実際のアクションシーンの撮影まで、非常に充実したレッスンをしてくれました。

東京のアクション教室 勇武クラス

映画・テレビ・舞台・CM等に関わる方に必須となる本格アクション!初心者から現役俳優まで各自の能力にあわせて指導しています。

この日は子供や女性の参加者が多かったです。私も教室を見学していたので、クラスの緊張感や高揚感を肌で感じました。皆さんにも、アクション指導の様子と、アクション演技の奥深さをお伝えできればと思います。

魅せるアクション演技の基礎トレーニング


レッスンは2時間です。前半の1時間は、アクションの基本であるジャブ、ストレート、ディフェンス、そして回し蹴りのトレーニングです。

東京アクション講座でミット打ちする勇武

まずは勇武先生がミット打ちの見本を見せてくれます。

東京のアクション演技基礎クラス

基礎的な動きを2人組で行います。

勇武先生のアクションクラスでパンチの練習をする女性

何度も見ている基本の技ですが、改めて「魅せる」ための技術や、動きの緻密さを痛感しました。

現代アクションの回し蹴り

特に参加者が苦戦していたのが回し蹴りです。パンチのときはミットを叩きますが、キックのときはミットを蹴りません。寸前のところでキックを止めて、膝をすばやく戻します。そして、蹴られた相手がリアクションすることで「強く蹴ったと見せる」のです。

1対2のアクションシーン

観客に迫力を伝えるには蹴る技術が求められます。私も見ていて、魅せる技術がいかに難しくも面白いものかを再認識しました。

アクションの基礎クラスでキックを指導

アクション俳優を目指す方は空手やキックボクシングを習っていることが多いです。参加者の中には空手を習っている方もいました。勇武先生もアクション俳優だったときにK1ジムに通って動きの違いを研究されていたようです。

元アクション俳優 勇武さんからの演技アドバイス

ですが、「空手の蹴りと違って難しい」との声がありました。格闘技とアクションの違いはまさにここにあります。本当に打撃をする格闘技と、本当に打撃をしているように見せるアクション。その違いに発見があったようです。

映画のようなアクションシーンの振付と撮影


後半のレッスンでは、参加者が主人公となり、悪者2人に立ち向かうアクションシーンの撮影が行われました。前半で習得した技をフルに活かし、実際にカメラの前でアクションします。勇武先生は映画監督なので撮影はプロです。撮影がはじまると「シーン」として緊張感が漂います。私も自然と息を飲む瞬間が何度もありました。

空手とアクションの蹴りの違い

撮影は参加者一人ひとりが4カットに分けて行い、映画のシーンのように進行していきました。アクションの振り付けは以下のような感じでした。

シーン1:広い画角で全体の流れを撮影

まず広い画角で全体を撮影します。アクションの構成がダイナミックに映るのが見ていて気持ちがいい!

映像表現にもこだわるアクションスクール

シーン2:寄りの画角で緊張感を強調

攻撃や防御のシーンをズームして撮影します。参加者が集中している真剣な表情もカメラに映えました。

アクション演技を撮影

シーン3:フィニッシュの回し蹴り

フィニッシュは回し蹴りです。キレのある回し蹴りが決まった瞬間には、思わず「おお!」と声を上げたくなりますが、撮影中なのでグッと堪えます。

シーン4:敵を倒して、次の敵に向かうラストシーン

ラストシーンでは敵を撃退し、次の敵に向かいます。主人公の決意を表現して映像を締めくくります。

参加者からは興奮した感想が聞けました。

映画の主人公みたいな気分になれました!

緊張した!

楽しかった!

皆さんがキラキラした表情で達成感を味わっている様子に感動しました。

自分のアクション映像を見て演技を学ぶ

特別クラスが終わって数日後、勇武さんから参加者に映像が送られました。映画監督なので撮影も編集も慣れたものです。当日のアクションに音楽や効果音も加わって、まるで映画のワンシーンのようでした。私も映像を見てその仕上がりに嬉しくなりました。

「すごかった!!」「他の人の映像も見て楽しかった!」と、映像を見た参加者とご家族からは喜びの声が届きました。

映像を見ると、自分の成長や成果を確認できますし、自分の演技を客観的に見ることでいろんな学びがあります。このクラスの特徴だと思います。

映像と舞台での演技の違い

私は20代は撮影現場で仕事していましたが、その後は舞台がメインです。舞台は幕があがると最後まで流れていきます。しかし、映画やドラマの撮影現場は「よーい!アクション!」で始まり「カット!」で終わります。キャストもスタッフも緊張感があって独特な雰囲気があります。

教室にはアクション俳優を目指す子役もいます。ステージ経験はあるけど映像現場の経験はなかったので新鮮だったと思います。見学している親子さんも楽しんでいてとてもよいレッスンでした。

私自身も昔の映像現場を思い出して懐かしい気持ちになりました。現在舞台役者の自分としては、映像役者と舞台役者の違いを改めて考える貴重な機会となりました。今後もこのような楽しいクラスを開催していきたいと思います。

(2024年10月20日 ゲスト講師クラス)

ISAMU 元アクション俳優

ゲスト講師 元アクション俳優 勇武 ISAMU

映画のリハーサル中に左膝の前十字靭帯を断裂し、役者の道を退く決意をする。その後、日本体育大学で得た知識と、アクションの技術を融合させて、東京を中心に出張型フィットネスジムを設立。海外ではサムライと呼ばれ、殺陣パフォーマンスや交流活動も行っている。

アクション教室をお探しならまずは体験レッスン

壱童は東京の月島にある殺陣教室です。アクション専門学校ではないですが、実践的なアクション演技を学べるので、初心者から現役俳優までいろんな方が通われています。経験豊富な元俳優の講師が多いので、今回のように魅せることを意識した指導に力を入れています。「ただの練習」を超えてリアルなアクション演技が学びたい方にオススメです。

初回体験レッスン

初心者や子供もいますので、東京・月島で習い事を探しているなら気軽に稽古場に見学にきてください。体験レッスンは公式LINEメニュー欄のご予約フォームよりお申し込みください。

勇武先生のアクションクラスでパンチの練習をする女性

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