毎月1回、外部講師をお招きして開催している【東京アクション道場】。普段は殺陣を中心に学んでいますが、8月は少し趣向を変えて「映像アクション」に特化した特別レッスンを行いましたのでレポートしたいと思います。

今回の講師は、殺陣パフォーマーであり少林寺拳法の経験者でもある アクション女優のYuriさん。実際に強さを身につけた上でアクションを指導できる数少ない存在で、映像撮影も得意という心強い先生です。殺陣も指導できますが、今回はアクションに特化したレッスンを行ってもらいました。

SAMURAI GANG Yuri
少林寺憲法は全日本3位。その経験を活かし、2021年にアクションを始める。2022年にサムライアーティストチーム SAMURAI GANG としてベトナムをメインに国家イベントでパフォーマンスを披露。イベントのアンバサダーに就任して、日本とベトナムをつなぐ活動を行っている。
アクションショートビデオが人気を博し、海外からも映像出演のオファーが増えている。SNSでは日々のトレーニングや作品制作へのこだわりも発信している。
少人数で濃密に学ぶアクションレッスン
レッスンは 大人クラス(75分) と 子供クラス(75分) に分かれて開催。お盆だったので参加者は少なくて、どちらのクラスも参加者は4名ずつ。少人数だった分、Yuriさんが一人ひとりにじっくりと指導をしてくださいました。

初心者から中級者、初参加の方、男性も女性もいて、顔ぶれはバラバラでしたが「本格的なアクションを学ぶのは初めて!」という生徒ばかり。とても刺激的な時間になりました。
レッスンは大きく5つのステップで進行しました。
- 柔軟体操
- シャドー(ジャブ・ストレート・フック・ハイキック)
- ペアトレーニング(ワンツー攻防の反復)
- スパーリング
- 撮影
シンプルな動きが中心でしたが、Yuriさんの丁寧な指導で一つひとつのフォームが磨かれていきます。指導を受けていない間も、生徒同士が自発的に反復練習をしており、生徒のモチベーションも高かったです。


映像で映える表情とタメの大切さ
Yuriさんの指導で特に印象的だったのは「リアリティを生む表情」や「動きのタメ」の重要性です。力を込める前に一瞬の“溜め”を作ることで、映像に映ったときに迫力や説得力がぐっと増す。そのアドバイスに、参加者は大きく頷きながら取り組んでいました。

女性講師はテクニックよりの方が多いです。しかし、少林寺拳法経験者のYuriさんは実践的です。どうすれば力が入ったガードができるのか?そんなアドバイスが多く、アクションにも気迫がこもっていて、それがリアルな演技を生み出していました。
アクション撮影
最後はスパーリングした内容をYuriさんが撮影してくれました。


普段からショートムービーをアップしているので撮影も手慣れたものです、数回リハーサルするとすぐに撮影がはじまります。



女性参加者からは「先生の動きを撮影させてください!」という声も上がり、最後には先生と久米のアクションシーンをみんなで撮影する盛り上がりに。生徒はみんなYuriさんのファンになっていました。
参加者の声
- 「いつもとは違う視点でおもしろかった!」
- 「細かい所作のご指導が大変勉強になりました」

大人も子供も関係なく、それぞれのレベルに合わせた的確なアドバイスで、生徒の満足度はとても高かったと感じます。
子役を目指すキッズたちは吸収が早かったようです。レッスン後には、生徒一人ひとりのアクション動画が届きましたが、生徒の表情がいつもよりリアルでした。
今後について
とっても学びの多い時間でした。少林寺拳法を背景に持つYuriさんだからこそ、リアルとアクションのバランスが取れた指導ができるのだと思います。殺陣の表現においてもアクションの要素は非常に大切。今回のような刀を使わないアクションの指導も継続的に開催していきたいと考えています。Yuriさんにもぜひまた来ていただきたいです。
【東京アクション道場】は毎月開催!毎月個性的な講師が指導していますので、次回もぜひご期待ください
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