こんにちは、水野大です。今回は、2024年2月に行われたテレビ朝日の人気番組「じゅん散歩」の取材と撮影について、振り返ってみたいと思います。高田純次さんとの共演が叶った、夢のような時間でした。
「じゅん散歩」は、三代目散歩人 高田純次さんが自由気ままに街を歩きながら、人々との出会いや会話を楽しむ番組です。初代散歩人は地井武男さんで『ちい散歩』。2代目は加山雄三さんで『若大将のゆうゆう散歩』です。
一歩歩けば、そこにひとつの出会いが生まれる…」三代目散歩人・高田純次が“一歩一会(いっぽいちえ)”をテーマに自由気ままに街を歩きます!
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そんな歴史ある番組に、私たちのstudio ICHI(スタジオ イチ)を取り上げていただくことになりました。今回の特集は月島・佃エリアです。我々のスタジオに興味を持っていただいて光栄な気持ちでいっぱいでした。
studio ICHIは我々が運用する撮影スタジオです。東京・月島にある古民家を改修したスタジオで、サムライ衣装のレンタルもしているので、コスプレ撮影をされる方もいます。
テレビ番組「じゅん散歩」の出演オファー
番組の出演は突然決まりました。ある朝に、「じゅん散歩」の取材オファーの連絡が入ったのですが、午後にはディレクターがstudio ICHIを訪れ、夕方には打ち合わせが行われました。打ち合わせの中で、弊社が運営する殺陣チーム「刀屋壱(カタナヤイチ)」にも興味を持っていただきました。刀屋壱は殺陣パフォーマンスを世界中で行っているのですが、ありがいことに、その活動も取り上げていただくことになりました。
後日、ディレクターが刀屋壱の稽古場に訪れ、事前取材が行われました。その後も何度か打ち合わせや下調べが行われ、入念に準備が進められるのを見て、私たちも気を引き締め、撮影に向けて準備を整えました。
刀屋壱のメンバーと共に、撮影当日に披露する演目の確認を行いました。選んだのは、2023年のツアーで磨き上げたオリジナル作品「五右衛門-Avenger sibling-」。我々はオリジナルのサムライショーを海外で講演しているのですが、石川五右衛門を描いたこの作品は、刀屋壱がどのような殺陣チームなのかを伝えるのに最適だと感じました。
高田純次さんが月島のstudio ICHIにやってきた
そして迎えた撮影当日、午後4時頃から撮影が始まるという情報だけが伝えられていました。月島のスタジオでドキドキしながら待機してました。
高田純次さんが街を歩きながら、気になるお店や人々に声をかける番組です。子供の頃からテレビで見ていた高田純次さんがstudio ICHIのドアをノックしました。まさかstudio ICHIに来てくださる日が来るとは夢にも思っていませんでした。
studio ICHIで我々のスタジオの特徴を説明させていただき、その後は稽古場へ移動しました。移動中、高田さんはカメラが回っていないところでも気さくに話しかけてくださり、冗談を交わしながらその場を盛り上げてくれました。テレビで見ていた印象そのままの気さくで温かい方でした。
テレビで殺陣を披露した感動の一時間
刀屋壱の撮影には8人のメンバーが参加しました。当初の打ち合わせでは、1人か2人にインタビューする予定だったのですが、「なんで殺陣をやってるの?」「どうなったら一人前って言われるんですか?」そんな素朴な疑問を全員にしてくれました。
これは高田さんの優しさの表れだと感じています。まるで、私が子供の頃に夢中で見ていた「天才·たけしの元気が出るテレビ!!」の一場面に戻ったかのような感覚でした。
五右衛門の演目は20分を超えるので披露する機会はなかったですが、殺陣の立ち回りは披露させていただきました。
本当は私たちが斬られ役となり、高田純次さんにも殺陣を体験してもらいたかったのですが、今回はそのような流れにはなりませんでした。しかし、高田さんは刀屋壱の殺陣を楽しんで見てくださり、撮影はおよそ1時間ほどで無事に終了しました。
4月に放送予定だったのですが、残念ながら災害の影響で延期となりました。しかし、7月に再びテレビ朝日から連絡があり、8月12日に、「じゅん散歩 夏の感謝祭」で放送されました。
刀屋壱はこれまでステージを中心に活動してきましたが、日本のテレビ番組に出演するのは初めてでした。ワールドビジネスサテライト、NHKおはよう日本に出演したことはありますが、それはstudio ICHIでした。はじめて刀屋壱で番組に出演させていただき、放送を通じて多くの方にご覧いただけたことを本当に嬉しく思います。
じゅん散歩放送後の反響に感謝
放送が終わった後、たくさんの方々からメッセージをいただきました。皆様から寄せられた温かい応援の言葉や感想に、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。SNSなどで自分たちの活動や思想を発信する場は増えましたが、日本のテレビの影響力は大きいなと改めて実感しました。刀屋壱やstudio ICHIに興味を持っていただけたことが何よりの喜びです。
高田純次さんと共演するという夢のような経験は、私たちにとって一生の思い出となりました。放送を通じて、刀屋壱やstudio ICHIの魅力が少しでも多くの方に伝われば幸いです。これからも日本の伝統文化を広める活動に邁進してまいりますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。
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