アニメ制作会社に侍の動きを指導!テラエフェクト様で所作講座と体験レッスンを実施

先日、アニメ制作会社 テラエフェクト 様に向けて、侍講座&体験レッスンを実施させていただきました。企業のレクリエーションとしてのご利用でしたが、「侍アニメ制作に役立つ動きや所作を学びたい」というご要望もあり、リフレッシュと学習を兼ねた2時間半の特別レッスン を行いました。

企業イベントで侍パフォーマンスを行うことはありますが、アニメ制作会社への講座は初めて。毎日のように侍体験を実施していますが、14名の団体レッスンは久しぶりでした。先方のニーズを丁寧にヒアリングし、アニメ制作に生かせる内容になるよう、まずは座学から始め、その後に体験レッスンを行いました。

日時:2025年10月24日(金)9:30〜12:00(150分)
講師:4名(男性2名、女性2名)

刀のパーツ説明

着物を着てみたい方が4名いらっしゃったため、レッスン前に袴を着用していただきました。ストレッチで体をほぐしたあと、まずは日本刀のパーツ説明へ。

日本刀のパーツ説明

今回使用した刀は、竹光・木刀・居合刀の3種類。学ぶ用途によって刀を使い分けます。居合刀は最も本物に近く重さがあります。竹光は刀身を木にして軽量化したもので、抜刀・納刀を学びます。木刀は立ち回りの稽古には最適ですが、鞘がないため抜刀・納刀の練習はできません。

居合刀を分解しながら一つひとつ紹介すると、みなさん興味津々。

刀を分解してパーツを確認するアニメクリエイター

実際に手に取りながら、じっくり観察していました。

刀の輝きを撮影

途中で部屋を暗くして刀身に光を当て、刀の輝きを撮影される場面も。「先生、振ってもらっていいですか?」とお願いされ、実際に刀を振らせていただきました。「どこかのシーンで使われるかもしれません。」と言われたので、密かに楽しみにしてます。

質問も活発に飛び交い、とても熱のある座学となりました。

『鬼滅の刃』のシーンで所作を解説

続いてはアニメシーンにおける侍の所作解説です。『鬼滅の刃』には、侍の動きや礼法が細かく再現されている場面が多くあります。そこで、いくつかのシーンを紹介しながら、構え・所作・刀の扱い方などを解説しました。

『鬼滅の刃』のシーンで所作を解説

みなさん静かに聞いていたので、もしかしたらご存じのこともあったかもしれません。しかし、「説明を聞けてよかったです。」という声もいただけました。中にはガンダム好きの方もいて、アニメ制作スタッフらしい多彩な反応がありました。

侍体験レッスン

座学のあとは、実際に体を動かす体験パートへ。基礎所作レッスン、対人ペアトレーニング、そして実践的な立ち回りの指導を行いました。

参加者の皆さんは非常に熱心で、アニメで再現することを想定した具体的な質問 が多く寄せられました。構え方や刃の角度、足の位置など、細部まで意識した質問が多く、その真剣さにこちらも刺激を受けました。

侍体験は礼にはじまり礼に終わります。

通常は使用する刀を指定しますが、皆さんが自ら刀を選んで手に取り、真剣に観察していた姿が印象的でした。

アニメ制作会社テラエフェクト様の侍の所作講座と体験レッスン

最後には質疑応答を行い、2時間半があっという間に終了しました。

参加者の声

レッスン後には、こんな嬉しいメッセージをいただきました。

本日は、弊社社員向けの研修を実施いただき、誠にありがとうございました。お陰さまで、参加した社員からは「ライティングを深く勉強出来た」「良い運動になった」「メリハリがあり楽しかった」との声が多く寄せられ、充実した時間を過ごすことが出来ました。今回の研修で学んだことを、今後の作品作りにしっかりと活かしてまいりたいと思います。

座学と実践を組み合わせることで、より理解が深まるレッスンとなりました。学びがありつつ、楽しくリフレッシュもできたようで何よりです。日本のクリエイターのこだわりを間近で感じられ、私たちにとっても非常に刺激的で楽しい時間でした。

テラエフェクト様は、アニメ撮影、3DCG、映像演出など幅広く活動している映像クリエイター集団です。実践を通して学んだ侍の所作や構えが、彼らのアニメの中にどう生かされるのか。想像するだけでワクワクします。

今回のように、アニメ制作や映像作品に携わる方々への研修はもちろん、会社イベントや社内レクリエーションとして皆さまで楽しめる侍体験も可能です。ご興味のある企業さまは、ぜひお気軽にお問い合わせください。

侍レッスンで日本刀のパーツ説明

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